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2015年04月07日
昭和20年4月7日
先日姉妹艦の武蔵が発見されて話題になりましたが
今日は戦艦大和が沈没して70年の節目の日です。
この状態で沈んでいると知ったのはテレビの特番で、松本零士氏も出演していましたが
バラバラになって沈んでいるのを知った時はショックでした。
宇宙戦艦ヤマトのオープニングは実現不可能だったのか!
今日の話題としては不謹慎なリアクションかもしれませんがその時の正直な感想でした。
呉の大和ミュージアムにはアナライザーの展示も
他には日用品
46センチ砲の九一式徹甲弾で全長約2m重さは1.5tあります。
私の車と同じくらいの重さですが、こんな巨大なものを42km先まで飛ばすって・・・
発射の装薬は弾よりも大きく、直径43cm全長は最大で約230cm重量は330kgに達します。
(装薬は55kgごとに絹布で包まれていて、射程によって最大6つ使用)
九一式徹甲弾の炸薬が約25kgのはずなので、装薬の方が破壊力がありそうですね・・・
実際、主砲発射時の爆風はものすごく、レイテ沖海戦で戦艦武蔵が主砲を発射した際に退避が遅れた機銃員が亡くなったそうです。
大和・武蔵の高角砲や機銃のシールドは防弾のためではなく、機銃員などを主砲発射の爆風から守るためのものです。
ランチを艦内に収納しているのも同様の理由です。
武蔵の場合は先日の発見で、長年シールドの数が足りずに露出していたとされる機銃にシールドが付いていたらしいと話題になりました。
いずれにせよ、大和型戦艦は日本海軍の象徴として登場しましたが、同じく日本海軍によって時代は航空機の時代を迎え、その本領を発揮することなく僅か数年の艦命を終えたのです。
戦艦大和2,740名、第二艦隊3,721名のご冥福を祈って。